脂肪燃焼＆若返り効果で海外でも大注目。日本でお馴染みの“あの食材”に秘められたパワーって？

いまアメリカの人気ヘルシースーパーマーケットやレストランでも取り扱いされるようになり、その脂肪燃焼効果と若返り効果で注目を浴びている日本でもお馴染み食材があります。それが「黒にんにく」。今回はその脅威的とも評価される脂肪燃焼効果と若返り効果の秘密に迫ってみたいと思います。   ｜「黒にんにく」がもたらす美容効果とは？ アメリカでは“ブラックガーリック”と呼ばれている「黒にんにく」は、通常の白いにんにくを約1ヶ月の間、高温・多湿という環境のもと熟成された“発酵にんにく”のこと。見た目は少々グロテスクですが、通常のにんにくに比べて独特の香りが少なく、糖度が増してドライフルーツのような甘酸っぱい味になります。みなさんの中にも一度は試したことがある方は少なくないと思います。 黒にんにくには通常のにんにくに比べて抗酸化物質であるポリフェノールが約10倍含まれるとされ、老化の原因となる活性酸素を除去する効果が高く、肌のシミやシワなどの予防や改善が期待できます。 また、にんにくを摂取することで交感神経が刺激されアドレナリンの分泌が促されるので、「褐色脂肪細胞」の働きが活発になるとも言われています。この「褐色脂肪細胞」は脂肪を溜め込まずにどんどん燃焼してエネルギーとして発熱する働きがあるので、容易に痩せ体質を叶えることができるのです。特に「黒にんにく」は普通のにんにくに比べてアミノ酸の量と種類が大量に含まれていると言われていて、もちろん脂肪燃焼系のアミノ酸も豊富なのです。   ｜他にも効能がいっぱい！ その他にも「黒にんにく」に含まれるアルギニンと言われるアミノ酸は成長ホルモンの分泌を促進することで、全身の代謝を高めて肉体疲労だけでなく、脳や精神疲労の回復にも作用します。また、免疫力を高めたり、抵抗力をアップさせてくれたりと、これからの季節の風邪や病気などの予防にも効果的です。 さらにはS−アリルシステインという「黒にんにく」にしか存在しないと言われている成分がガン細胞に攻撃を行うナチュラルキラー細胞と呼ばれるNL細胞の活性化を促す働きがあることも注目されています。   「黒にんにく」と聞くと、つい“年齢を重ねた人の健康食品”とイメージしてしまいがちですが、実はエイジングケアやダイエットをしたい方にとても有効な食材と言えます。手間暇かけて作られた「黒にんにく」はお値段もすこし高めですが、手軽に摂取できるサプリメントもいろいろと登場していますので、一度試してみるのもアリかもしれません。 text：BETTER MARCHE