仕事の業務効率化、そして育児や介護などの家庭の事情などの理由から、オフィスで働くのではなく、在宅勤務や外出先のカフェなど場所を固定しないで働く機会が増えてきた近頃。同僚との会議やコミュニケーションにSkype(スカイプ)を活用した“テレワーク”をしている女性は年々増加しています。
しかし、このような“テレワーク”にストレスを抱える女性は少なくないのが現実。
「自宅からオンライン会議に参加してと言われても、メイクはどうするべきか、背景はどこにすべきか悩む」
「オンライン会議で冒頭の挨拶だけ動画をONにして、その後はカメラをオフにしている」
「海外とのやり取りだと、時間帯が早朝や深夜になってしまって、それだけのために身なりを整えるのが大変」
といったように、絶えず相手にどのように自分が映っているのかを気にしなくてはならないといった声が多数。それにメイクをしていても、カメラのアングルで首や顎などの輪郭が強調されてしまったり、環境やカメラの性能で肌の色がキレイに映らなかったり、といった悩みもあるようです。
そんな“テレワーク”に悩める女性にとって、このたび革新的な技術が登場します。それが資生堂が日本マイクロソフトが共同で開発を進めているという“テレワーク”対応の自動メイクアプリ※「TeleBeauty(テレビューティー)」。※…「Skype for Business」用アプリ
こちらは「自分らしい印象できれいに映る」をコンセプトに資生堂のアーティストが持つメイクテクニックや店頭でのメイクシュミレーション技術などを活用し開発されているそうで、顔を映すだけで画面上に映る顔にメイクを施せるというまさに画期的とも呼べるアプリなんです。もちろん動画対応もバッチリで、自身の表情や動きにまでしっかりメイクが施された状態に見せることができます。
メイクのパターンも「ナチュラル」「フェミニン」「クール」「トレンド」と4種類の中から好みの物をチョイスできる他、肌色の調整や細かな印象調整もできるとのこと。また背景をぼかす機能も付いているので、自宅でも気にすることなく“テレワーク”に取り組めるようになるそうです。
【資生堂で開催された発表会では日本マイクロソフトの女性社員(左)と在宅勤務中の資生堂の女性社員(右)によるデモ実演がありました。2人ともほとんどメイクしていない状態ということでしたが、ナチュラルに馴染んでいて全く違和感ナシ。また在宅勤務中の資生堂の女性社員の方は背景ぼかし機能を使用しているそう】
なお今回公開されたのはβ版とのことで、今後日本マイクロソフトの女性社員100名による試験運用を経て、ブラッシュアップした形で正式リリースとなる予定とのこと。
フェイスtoフェイスのコミュニケーションの機会が増えれば仕事の質は高まりますが、画面に映る自分の姿によってストレスになったり、自信を持てなくなってしまったりしてはとても残念なこと。この“テレワーク”のストレスを解決してくれるこの画期的アプリの正式リリースを、ぜひ楽しみに待ちましょう!
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