外国人の中には日本人が蕎麦をすする際に音を出すことで眉間に皺を寄せる方がいらっしゃいます。
一方で日本人の中にはカレーを手で食べる外国人を見て眉間に皺を寄せる方もいらっしゃいます。
人は育ってきた環境の中で、それぞれの物差しができます。
その物差しからはずれるようなことに遭遇すると拒否感を憶えます。
それは自然なことです。
しかし、そんな時こそ、「それもありかも」と一旦、受け入れてみることで思考の幅が広がります。
日常生活の中ではなく、旅の中の方が受け入れやすいはずです。
日本人が蕎麦をすする際に音を出すことも、
イスラム教徒やヒンズー教徒が手で食べることも理由があり、歴史があるのです。
まずは、旅先の文化を受け入れてみましょう。
自分も同じように体験してみましょう。
そうすることで見えてくることもあります。
もちろん、全てを知った上で、やはり受け入れられないという判断をすることもあるでしょうが、
それはそれでいいのです。
自分の中で熟考してから判断しても決して遅くはありません。
text:イシコ http://sekaisanpo.jp/
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