バリ島に一か月程、滞在していた際、よく通った場所の一つに市場がありました。
葉から出る液体を固めたゼリー「ダルマン」、葉に刻んだビンロウヤシの実を挟んで噛む「シリー」など、日本で味わうことのない体験を楽しんでいました。
チリのサンティアゴでは魚の市場(国土が縦に長いので様々な魚介類が獲れます)、タイではバンコクの花市場(花を使ったお供え物が多い国です)など、市場には、その土地の食文化や生活文化が詰まっています。
海外の市場に行く場合、治安の確認、スリ対策など最低限の自己防衛は必要ですが、それでも行く価値はあると思います。
その土地の言葉が飛び交い、陳列している物や売買している人たちを眺めているだけでも楽しいものです。
時折、活気がなくなってしまったような市場もありますが、それはそれで栄枯盛衰を想像しながら歩けばいいのです。
海外だけではなく、国内の市場も楽しいものです。
私の場合、釧路、沼津、名古屋、那覇など好きな市場はいろいろありますが、中でも何かと話題の築地は東京で大好きな場所の一つです。
食文化だけではなく、活気を味わうことができるんですよね。
text:イシコ http://sekaisanpo.jp/
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