シートのリクライニングを使わない方が多くなっているという話を聞きました。
それ以来、新幹線や高速バスを利用する際、観察していたのですが確かにそうかもしれないと感じます。
「後ろの人に気を使ってしまって……そう思うくらいなら倒さない方がいいかなと」
と言っていた友人もいました。
しかし、移動による疲労は自分に返ってくるのです。
短い距離ならいいですが、
飛行機や高速バスの長時間移動はリクライニングするのとしないのとでは疲労度が全く違います。
男性30度(地表から120度)、女性20度(地表から110度)のリクライニングが
身体に良いなんていう論文もあるのだとか。
後ろの乗客に「倒していいですか?」など声をかけて確認してから倒せばいいだけのこと。
既に眠っているようでしたら、後ろのテーブルなどの状態を確認して、そっと倒しましょう。
ふとミャンマーの鉄道に乗った際、リクライニングシートが壊れていたことを思い出しました。
倒れないのではなく、倒れっぱなし。約8時間、150度近い状態で過ごしていました。
寝る時や外の景色を眺める際は快適でしたが、食事をする時は不便でした。
やはり適度な角度がいいですね。
text:イシコ http://sekaisanpo.jp/
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