「花粉の季節」というと飛散量のピークとなる2月〜3月をイメージする方が少なくないと思いますが、花粉が飛散し始めるのは1月上旬とまさに“今から”! くしゃみ、鼻水、目や鼻のかゆみなどの諸症状と合わせて、花粉の影響で女性が特に気をつけたいことの1つが“肌荒れ”です。
実際、資生堂「d プログラム」が実施した働く女性5,000名を対象にした調査★によれば、春先(2〜4月)に、約6割(64.3%)の女性が「肌質の変化(肌荒れなど)を経験したことがある」と回答しています。
▲春先(2〜4月)に肌質の変化(肌荒れなど)を経験したことがありますか?<n=5,000>(SA)
さらに「肌質の変化(肌荒れなど)を経験したことがある」と回答した方の中からランダムに抽出された206名をさらに調査したところ、約半数(51.9%)が春先の肌荒れの原因を「花粉などの微粒子だと思う」と回答しているにも関わらず、約7割(67.5%)が「普段とは違う特別な対策はしていない」と回答し、さらに対策をしている人でも半数以上が「対策した効果を実感できていない」と回答しているのです。
▲花粉による肌荒れについて、実際に普段とは違う対策を行っていますか?<n=206>(SA)
しかも春先の花粉による肌荒れに「普段とは違う特別な対策はしていない」と回答した方139名に特に対策をしない理由を尋ねた結果、半数近く(46.8%)が「花粉による肌荒れの対策方法がわからないから」と回答し、中には「花粉症ではないから花粉では肌荒れしない」という認識の人も多くいることも判明したそうです。
▲花粉による肌荒れ対策をしていないとお答えした方に質問です。対策を行わない理由はなんですか?<n=139>(MA)
★…『働く女性の花粉による肌荒れとスキンケア方法』<調査期間:2017年12月7日(木)〜8日(金) 調査方法:インターネット調査 調査対象者:全国の20~30代の働く女性(化粧品/医薬品関連従事者を除く) ※グラフなどはすべて%表示 ※SA=単一回答設問、MA=複数回答設問、n=有効回答数>
|花粉による肌荒れ対策は早めに始めるのが肝心
春先の花粉の季節に感じる肌荒れ。では具体的にどんな対策をすべきなのか、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子(けいだともこ)先生にお話をお伺いしました。
▲銀座ケイスキンクリニック院長 慶田朋子先生(日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医、医学博士)
慶田先生によれば、花粉は大きな分子なので“バリア機能”※がしっかりしていれば肌に影響を与えることはないそうです。
しかしながら、肌のセラミド(角質細胞間脂質)が少なすぎたり、保湿不足や生活習慣の乱れ(睡眠不足、食生活の乱れ、過剰なダイエット、ストレスなど)で肌のターンオーバーが悪い状態になってくるとバリア機能が壊れて花粉が肌に付着してアレルギー反応が起こすことにつながるのだとか。
そこで大切になるのが「十分な保湿ケアでバリア機能をしっかり整えること」、もしくは「バリア機能のある化粧品などで肌をブロックすること」とのことです。
▲“バリア機能のある化粧品”の1つ。空気中の微粒子や乾燥からデリケートな肌を守ってケアする敏感肌用化粧水「d プログラム アレルバリア ミスト」(左)と、BB効果で厚塗り感もなく肌の赤み・くすみを自然にカバーしてくれる日中用保護美容液・化粧下地「d プログラム アレルバリア エッセンス BB」(右)。
さらに慶田先生は「花粉は1月上旬から少しずつ飛び始めるので、その時期から肌に花粉が付着するのを防ぐことが大切ですよ」と早めの対策が肝心であることも教えてくれました。
このように花粉が飛散し始める時期よりも前、花粉による肌荒れを実感する前からの花粉対策を心がけることが重要と言えます。ぜひ十分な保湿ケアやスキンケアアイテムを賢く選んで、花粉に負けないキレイ肌を今春もしっかりキープしていきましょう!
※…皮膚は皮脂がつくる皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、セラミドなど角質細胞間脂質の3要素でバリアを作って外部刺激や花粉などのアレルゲンから肌を守って肌内部の水分を蒸発させない仕組みを作り出しています。この仕組みのことを“バリア機能”といいます。
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