2018年がスタートしたばかりと思っていたら1月ももう終盤。月末に向けてますます仕事が忙しくなっていく方も少なくないと思います。こんな時期は集中力をしっかりキープしてサクサクと目の前の仕事を片付けたいところですが、近頃は風邪やインフルエンザも猛威を振るっていますから、同時に免疫力も上げてしっかり体調も管理していく必要があります。
そこで役立てたい身近な食品が、古来より健康維持に活用されてきた“アロエ”です。
|なぜ“アロエ”は免疫力や集中力のUPにつながるの?
アロエの中でも大型で果肉部分の多いアロエベラに関する著作をお持ちの医学博士・安宅鈴香先生(以下、安宅先生)によれば、「アロエベラは18種類のビタミン、20種類のミネラル、8種類のアミノ酸などのほか、腸内の善玉菌のエサ“プレバイオティクス”となる多糖体が豊富に含まれていて、抗疲労効果、免疫調整作用、整腸効果、美肌効果などを発揮する」とのこと。
▲医学博士・安宅鈴香(あたかすずか)先生
安宅先生が特に注目しているのが“整腸効果”だそうで、「体調を整えるのであれば、腸の働きを良くすることがとても大切ですし、快眠や精神安定に欠かせないセロトニンは9割が腸内で生産されるので、腸内環境を整えることで心も身体も元気をキープできるんです」とも教えてくれました。
そんなアロエを摂取する際は、安宅先生によれば「加熱はなるべくせずに繊維質ごと摂取するのがベスト」とのことで、中でも「腸内の善玉菌のエサ“プレバイオティクス”のアロエベラと、人体に良い影響を与える善玉菌“プロバイオティクス”のヨーグルトを合わせた“アロエ入りヨーグルト”なら手軽で高い整腸効果も期待できますよ」とオススメしてくれました。
|アロエを美味しく摂取できる簡単レシピ3つ
それでは早速、免疫力も集中力もUPさせたいこの時期にオススメのアロエを美味しく摂取できる簡単レシピをチェックしてみましょう。
■アロエ入りヨーグルトのトライフル<脳のエネルギー源補給&便秘予防に効果的>
|材料|1人分
アロエ入りヨーグルト:1個(80g)、 ライ麦パン:1/2枚、はちみつ:大さじ1/2、ぬるま湯:大さじ2、バナナ:1/2本、いちご:3個、ブルーベリー:20g、ミント:適量
|作り方|
(1)小さめのバットにはちみつとぬるま湯を入れて溶かし、ライ麦パンを入れて両面しっかりと浸し、その後小さめに切り分ける
(2)バナナを厚めの半月切りに切り(切ったバナナをすぐに食べない場合はレモン汁(分量外)を振っておくと良い)、いちごを角切りにする
(3)容器に1→アロエヨーグルト→バナナ・いちご・ブルーベリー→1→アロエ入りヨーグルト→いちご・ブルーベ リー・ミントの葉の順に盛り付けてでき上がり
■アロエの酸辣湯<疲労回復に効く栄養素をバランス良く摂取できる>
|材料|1人分
鶏むね肉:1/5枚(60g)、酒:小さじ1、片栗粉:小さじ1、アロエベラ:50g、絹ごし豆腐:1/6丁(50g)、たまご:1/2個、ねぎ:1/4本(25g)、しいたけ:1枚、だし汁(水と中華スープの素でもOK):300cc、醤油・酢:各大さじ1/2、ラー油:お好みで
|作り方|
(1)鶏むね肉を小さめのそぎ切りにして酒を揉み込んでおく。アロエベラは皮を剥いて 10cmくらいの長さの千切りにする。絹ごし豆腐を2cm角に切る。ねぎを輪切りに、しいたけを薄切りにする
(2)鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したら鶏むね肉のまわりに片栗粉をまんべんなくまぶして入れ、沸騰したらあくを取る。さらに、絹ごし豆腐、ねぎ、しいたけを入れて中火〜弱火で1〜2分煮る
(3)アロエベラと醤油と酢を入れて味を調えたら溶いた卵を入れ、固まったら火を止める
(4)器に盛り付け、お好みでラー油をかけてでき上がり
■アロエ入り生姜甘酒<体温を上げ、免疫系の増強に効果的>
|材料|1人分
アロエベラ:30g、甘酒:200cc、生姜(すりおろし):小さじ1
|作り方|
(1)アロエベラの皮を剥いて1cm角の角切りにする
(2)鍋に材料全てを入れて温めてでき上がり ※電子レンジで加熱してもOK
寒さのピークを迎えてインフルエンザや風邪が蔓延していますが、今回紹介したレシピを参考にアロエやアロエ入り食品を上手に取り入れてぜひ忙しい毎日を健康的に乗り切っていきましょうね。<レシピ監修:柴田真希(料理研究家)>
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