突然のデートのお誘い。オフィス仕様からデート仕様にメイクをチェンジしたいと考えていても、外出先だとフルチェンジするのは現実的ではありません。そこでポイントになるのが“アイライン”。長さ、形、角度によって、同一人物でもまったく違う表情に仕上がるほどに重要なんです。
そこで今回は基本アイライン(5mm)をベースに、キャットアイ アイライン(1cm)、ヴィンテージ アイライン(1.5cm)と段階的に長さの違うアイラインをそれぞれキレイに仕上げる方法をチェックしてみましょう。用意するのは「ダークブラウンのジェルアイライナー」のみでOKです。
|5mm:基本アイライン
(1)上まぶたの粘膜を埋める
ジェルアイライナーをブラシにつけて、上まぶたの粘膜をしっかり埋めます。ブラシを持っていない方の手の小指でまぶたを持ち上げると粘膜が綺麗に見えて塗りやすくなりますよ。
(2)まつげの隙間を埋める
粘膜のすぐ上のまつげの根元に沿ってラインを描きます。目頭か11cmの部分も面倒がらずしっかり埋めましょう。
(3)目尻までアイラインを描く
ブラシを持っていない手の指でこめかみを引っ張ってまぶたを平らにして(矢印の方向に引っ張ればOK)、まつげの根元に沿ってブラシを短くジグザグに動かしながらアイラインをつなげていきます。目尻までアイラインを描いたら薬指でアイライン全体をこすりましょう(少し曲がっていてもこすってぼかしてあげればキレイになじみます)。
(4)目尻のラインを3〜5mmのばす
(3)と同じようにまぶたを平にして目尻を描きます。アイラインのカーブに沿ってそのまま延長戦を描く感じで、目尻から3〜5mmほど長くひきましょう。
以上で目のかたちを生かした自然でシンプルな5mmの基本アイラインの完成です。
|1cm:キャットアイ アイライン
(1)基本のアイライン(5mm)を下まぶたのカーブに沿って目尻のラインを上げる
5mmの基本アイラインを描き終えたら、まぶたを平らにして目尻のラインを延長していきます。目尻(緑点)からすこし離れた位置(黄点)から上げるようにアイラインを描きます(基本アイラインが上まぶたのカーブの延長戦を下に向かってひくイメージだったとすれば、ここでは下まぶたのカーブに沿って上へ延長戦をひくイメージで目尻をのばせばOK)。基本アイラインより5mmほど長くのばしましょう。
(2)のばしたラインと基本アイライン(5mm)とをつなぐ
指でまぶたを平らに引っ張り、長くひいた目尻のアイラインを基本のアイラインと自然につなげます(長くひいたラインの先端から基本アイラインの中央部分までを直線で素早くつなげばOK)。素早くブラシを動かして書き上げるのがキレイに描くポイントです。
以上で目尻が少し上がったセクシーなキャットアイ アイラインの完成です。たった5mm長くなっただけなのに雰囲気が全く異なりますね。
|1.5cm:ヴィンテージ アイライン
(1)キャットアイ アイライン(1cm)を下まぶたのカーブに沿ってさらに5mmのばす
指で目尻部分を引っ張って平にしたら、キャットアイ アイライン(1cm)の先端(黄点)からさらに5mmほど長くひきます。下まぶたの粘膜部分のカーブに沿った角度はそのままキープしましょう
(2)キャットアイ アイライン(1cm)と自然につなげる
ラインの先端5mmくらいは細いまま残して、5mm前の地点からキャットアイ アイライン(1cm)とつなげます。目尻のラインが長くなるほど既存のアイラインと直線に繋ぐと不自然になってしまいがちなので、つなぐラインのスタート地点の位置決めがキレイに仕上げるポイントです。
(3)ヴィンテージな雰囲気をプラスする
長くひいた目尻ラインの下にラインを重ねて描きます。赤い印のように角張るように、目尻部分にパキッと角を出すようにしましょう。
以上で大胆な暑さと長さが印象的なヴィンテージ アイライン(1.5cm)が完成です。大胆クラシカルな雰囲気のこのアイラインは、マットな赤リップを使ったヴィンテージ調のメイクによく合いますよ。
このようにアイラインの長さを変えるだけで目元の印象、ひいては顔印象が大きく変わります。TPOや気分に合わせていろんな表情を演出してみてくださいね。<text: kanacasper(カナキャスパ)>
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