暖かい日も増え、待ちわびた春はもうそこ! 少しずつ薄着や露出が増えてくる時期でもありますが、冬の間にたるんだ体が気になるのが女ゴコロ。でも「すぐ引き締めなきゃ」とあくせく運動するよりも、ポカポカ陽気に合わせてのんびりと簡単エクササイズで引き締めを叶えたいもの。
でも、簡単エクササイズに取り組み始めても長続きしないという方は少なくないと思います。それはもしかしたら体質や体調に合っていないものを選んでるからかもしれません。
そこでオススメしたい簡単エクササイズが、自身の体質や体調、性格をベースに“タイプ”を診断して行う「経絡体操(けいらくたいそう)」です。そこで今回は“肺・大腸タイプ” の方にピッタリの「下半身引き締めエクササイズ」を2つ紹介します。
|“肺・大腸タイプ”の性格や特徴は?
まずは“肺・大腸タイプ” の人の性格や特徴をチェックしてみましょう。下記の3つの項目に当てはまる方が対象になります。
■全体に丸みを帯びてムッチリとした体型で、ウエストのくびれ部分に脂肪が付いている
■性格は物静かなタイプで風邪をひきやすく、かつ運動が嫌い
■肌はきめ細やかで色白。また、発汗が少なく動きが少ないので、運動や体操に積極的になれない
また、今回紹介する2つのエクササイズと合わせて、少しずつ散歩などの軽い運動を増やすこともオススメです。
|“肺・大腸タイプ” のための「下半身の引き締め体操 (1)」
(1)床やベッドに仰向けになり、ひじを軽く曲げた状態で万歳をして手を頭上あたりに楽に置く
(2)腰だけを少しベッドや床から上げ、肩と踵だけがベッドや床についている状態になる
(3)肩と踵を支点にして、小さい振りから大きい振りに移行するイメージで、腰を中心に左右にくねくねと5〜6回を目安に振る
次第に全身のうねりを大きくしながら、静かに漂っていた体液を動きでかき回すイメージで行うのがコツです。
|“肺・大腸タイプ” のための「下半身の引き締め体操 (2)」
▲硬い床の上で行う場合は、踵の下にタオルやクッションを置いて行いましょう
(1)床やベッドに仰向けになって片方の足を膝を曲げて立てる(手は頭上あたりに楽に置く)
(2)曲げた方の足を胸の方まで引き寄せ、床やベッドに平行に動かすイメージで足の重みを利用してストンと床に落とす ※膝を伸ばそう、足先を元に戻そうという意識では行わないようにします
(3)左右5 回ずつ行い、最後に両足同時に胸に引き寄せ、ストンと落とす
鞭が伸びていくように、足にうねりを感じるようなイメージで伸びきった瞬間に片足全体が波打つように行なうのがコツです。
とても簡単な動きのエクササイズなので、物静かで運動嫌いの“肺・大腸タイプ” の方でも続けることで効果を実感できるはず。ぜひ起床時や就寝前などベッドに寝たまま気楽にのんびりと気持ちよく実践して、ムッチリ下半身の引き締めに役立ててくださいね。<text:下重佳奈子 Kanako Shimoshige photo:本城直季 model:山下嘉織 経絡体操監修:大関正人(東京・神保町「禅指圧整体療術院」医院長)>
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