忙しい日が続くと、いつの間にか首肩周りに疲労感やむくみを感じて、なんとなく「首が短くなったような…」「首が太くなったような…」と感じたことのある方は少なくないと思います。そんな肩が盛り上がった“ずんぐり首太り”の状態は日々のケア習慣で予防することができます。そこで役立てたいのが、デコルテ周りの筋肉の緊張を効果的にほぐせるピラティスの簡単エクササイズ「チェスト&ソラシックストレッチ」です。
デコルテ周りの筋肉がほぐれると自然と肩の位置も落ちて、胸を開いたキレイな姿勢をキープしやすくなり、見た目体型もスッキリとした印象に。早速やり方とポイントをチェックしてみましょう。
|“ずんぐり首太り”を予防する「チェスト&ソラシックストレッチ」
(1)頭にタオルなどを敷いて高さを出して仰向けに寝そべる
(2)左脚を右脚に倒し、両手を重ねる
(3)左腕を真上に上げる ※目線は指先を追ってください
(4)鼻から息を吸いながら、左腕を真横に広げる ※目線と顔は指先を追ってください
(5)口から息を吐きながら、広げた左腕を斜め上に動かす ※目線と顔は指先を追ってください
(6)鼻から息を吸いながら、左腕を(4)の位置に戻す ※目線と顔は指先を追ってください
(7)口から息を吐きながら、左腕を(3)の位置に戻す ※目線と顔は指先を追ってください
この(4)〜(7)の動きを3回繰り返し、反対側も同様に行います。
なお、実践時に下写真のように「腕だけを動かして顔が動いていない状態」で行っても期待した効果が得られません。
実践時は「目線と顔は動かす腕の指先を追うこと」を必ず心がけてください。
ピラティスのエクササイズは“回数を多くこなすよりも呼吸と動きの質が重要”とされています。回数を増やすのは呼吸と動きに慣れてきてからで十分です。最初は無理をせず目標回数を達成することから始めて“ずんぐり首太り”を予防して、スッキリ印象の見た目体型を手に入れてくださいね。<text:本田香 photo:カトウキギ ピラティス監修:SHIERI(ゼロヨガ インストラクター/インストラクター歴5年)>
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