「もう大阪人とは旅に行かない!」と友人が嘆き始めました。
意味がわからず詳しく聞いてみると、大阪出身の友人と旅に出掛けたらしく、旅先でもめたらしい。
「歩くスピード」で。
美術館にしろ、店にしろ、彼女はゆっくり見たいのに、
友人はどんどん先に行ってしまい、挙句には「のろい!」と罵られたそうです。
歩くスピードが違うと見えているものが違うことがあります。
つまり思考が違う。
そのことを年に一度、10名程の友人たちと出掛ける日帰り旅行で知ったことがありました。
歩くスピードによって三つくらいのグループに自然に分かれていました。
一番早い人たちは先の景色を
二番目に早い人たちは食べ物を
三番目の人たちはおしゃべりを楽しんでいたことが昼食時に判明。
それがストレスになる場合は別行動にすればいいだけ。
自由行動にして何時に待ち合わせにしておいた方が、お互いのためにいいですから。
食事の時だけ一緒で充分じゃないですか。
ただ逆に言えば、歩くスピードを変えると見える物も変わるので、
時には他人のスピードに合わせてみるのも面白いです。
それはともかく「大阪出身の人は全員、歩くのが早い」と決めつけるのは
かわいそうな気もしますけどね。
ちなみに世界で一番早く歩く国民はシンガポール人だと言われています。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/>
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