最近「顔のパーツやバストやヒップなどが下に下がってきた」「年々重力に勝てなくなるのはしかたない」とつぶやいている方。何もしないでただ年齢を重ねているだけでは“重力に負けてしまう=たるみが生じる”のは当たり前です。
顔がたるむのは、顔や頭の皮膚、表情筋の衰えだけが原因ではありません。カラダはバラバラのパーツでできているのではなく、1枚の皮ですべての部位がつながって、影響しあってできあがっています。そこには頭部(顔)もちろん含まれますから、カラダの筋力不足と固さも、表情筋をたるませる大きな原因になるのです。
特に“肩甲骨”の動きがわるくなると、骨盤が後ろに傾きます。この「骨盤後傾姿勢」がつづくと、首と背骨はしなやかな曲線を失い、胸・首・背中の筋肉がいつも緊張するようになってしまいます。そうすると血行やリンパがうまく流れず、顔もふくめた全身の老廃物が滞るようになり、むくみや代謝率の低下につながるのです。
そこで今回は、固まった“肩甲骨”をはがす簡単エクササイズを2つ紹介します。全部やっても5分程度。必要なのは「タオルか紐」だけ。毎日続ければみるみる姿勢が変わって、顔のリフトアップやバストアップの効果を実感できますよ♪
◆肩甲骨ぐるぐる回し
大きめのタオルか紐などをもって、腰ではなく、肩甲骨まわりをほぐす意識で、天井に円を描く。前は背中の上のほうが丸まるぐらい腕をつきだす。右回り、左回り両方やりましょう。
◆肩甲骨上げ下げ運動
大きめのタオルか紐などを頭のうしろで上下させる。痛くない範囲でできるだけ下、できるだけ上に上下させる。頭は、極力、前に出さない。
骨盤がうしろに傾いた姿勢というのは、関節が、いつも重力に引っ張られている状態です。ですから、特に「脂肪の重み」のあるところ、頬やバストが下がりやすくなるのです。若いときはその重さを「皮膚の張り」が支えてくれますが、年々「皮膚の張り」が緩くなってきて支えてくれなくなるため“たるみ”が進んでしまいます。
この「皮膚の張り」を補うのが「筋肉」。それも固くて鎧のような男性的な筋肉ではなく“しなやかでかつ強い柳のような筋肉”が必要です。ぜひこの2つのエクササイズでそんな筋肉を手に入れて“たるみ”を解消してくださいね。
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text:Midori Narumiya
南青山の女性専用フィットネス「Studio-e(スタジオイー)」を主宰する美活ライフクリエーター。ピラティス・マスターストレッチ・ファスティング・筋トレなどのエキスパート。
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