先日閉幕した2016SSメルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京の「Motohiro Tanji(モトヒロ タンジ)」のショーでコレクションメイクを手がけたM·A·Cプロチームに密着。
デザイナー・丹治基浩が手がけるニットウェアブランド「Motohiro Tanji」の2016春夏シーズンのテーマは「Internal Observation(内部観察)」。レイヤードや複雑な構造のニットウェアが印象的な今回のコレクションを鮮やかに彩ったメイクの秘密と最旬メイクのデイリーメイクへの取り入れ方を、キーアーティストのM·A·C シニア アーティスト・池田 ハリス 留美子さんにうかがいました。ぜひ参考にしてみてください!
【M·A·C シニア アーティスト・池田 ハリス 留美子さん】
ー今回のショーのメイクからみえてくる、2016春夏のメイクトレンドは?
2016春夏メイクのトレンドで注目ワードなのは“ツヤ感”です。目頭・頬のハイライトにシルバーを入れることで演出しています。
【アイメイク使用製品:ミキシング ミディアム<ウォーターベース> ¥2,500(税抜) ピグメント #シルバー フォグ、#シルバー 各¥3,300(税抜)(※いずれも表参道ヒルズ店限定商品)】
それに対して唇はあえてマットに仕上げることで、ヘアにあしらわれた毛糸とニットウェアとのバランスをとりました。マッドカラーのピンクを使用することによって、肌の上品なツヤ感の印象を最大限に引き出しています。
【リップメイク使用製品:リップスティック #ランウェイヒット ¥2,900(税抜)】
ーこのトレンド感をデイリーに取り入れるポイントは?
“ツヤ感”をデイリーに取り入れるには、ハイライトを使用するといいですね。欧米人とは違う日本人の顔にもナチュラルな立体感を出してくれます。全体的にお顔がテカってしまっている印象にならないようにするためには、部分的にマットに抑える必要があるでしょう。唇にマットなカラーを持ってきて、バランスをとって仕上げるようにするといいですね。
ー最後に2016春夏シーズンに向けたメイクのアドバイスをお願いします。
ナチュラルな”ツヤ感”を出すためには、もちろん“ベースづくり”が大事です。ファンデーションのつけすぎに気をつけて、全体的に粉っぽくならないようにするとキレイに仕上がりますよ。
photo: Akihiro Itagaki text: Shihoko Ansai
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