筋肉を刺激するストレッチはスタイルアップに役立つだけでなく、筋肉がほぐれることで代謝もアップ! リンパの流れも良くなるので、スッキリとした 痩せ体質のカラダに導きます。また、スタイルアップだけでなく、日々の肩の不快感や腰の痛みなど疲労から来る不調の緩和にも役立つのです。
そこで今回もストレッチ専門店「Dr.ストレッチ」のトレーナー・上田夕子さんに、シンプル簡単にできるセルフストレッチ法を教えてもらいました。今回のストレッチは“デスクワークで常に首が前方に出てしまいがちな方に特にオススメ”です。
|“首のしわ”対策に有効◎ 自律神経のバランスを整える「若返りストレッチ」
顔にハリがあっても“首のしわ”で見た目年齢が判断されがちです。この“首のしわ”の原因でもある加齢による首の筋力の低下を防くためには、頭を支えてくれている「胸鎮乳突筋」(横を向いた時に浮き出る首筋の筋肉)のストレッチが有効です。
また原因不明のめまいや頭の痛み、時には不眠や食欲不振、耳鳴りやだるさなど自律神経のバランスはストレスからくると言われており、たくさんのリンパが集結している胸鎮乳突筋をストレッチでほぐすことで、自律神経失調症の予防にもつながります。
(1)胸元に手を重ねて置き、正面を見る
(2)頭を後ろに倒し、手のひらで胸元と鎖骨を下に伸ばすように軽く押し下げる
(3)そのままの姿勢で下あごを斜め上につき出す(視線も天井の斜め上を見る)
ゆっくりと息を吐きながら、(3)の姿勢を30~40秒キープ。左右各3セットずつ行いましょう。
※ただし頭や首がツラくなってきたらやめるようにしてください
ストレッチは「この筋肉をほぐす!」と意識をポジティブに向けることで効果は増します。そのために“ストレッチ中の呼吸”はとても大切。また、上田さんによれば「寝る前のリラックスをした時間に、体の筋肉を元の位置に戻すようなイメージで行うと効果大◎」とのことです。
実際やってみると体に効くのを実感できるシンプルなストレッチ方法で、夏を思い切り楽しめるボディにつなげていきましょう!
text:下重佳奈子 Kanako Shimoshige photo:Akihiro Itagaki ストレッチ監修:Dr.ストレッチ上田夕子(銀座二丁目店)
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