ビールの味や香りの決め手となるのが「ホップ」。”ビールの魂”とも言うべきホップは、通常の場合乾燥させて使用されるのですが、この季節だけは、夏に収穫したばかりのとれたてフレッシュなホップで作ったビールが楽しめることをご存知でしたか?
そんなまさに“ビールの季節”とも呼べるこの時季に、第1回となる「フレッシュホップフェスト2016」が東京、岩手県遠野市、大阪、横浜で順次開催(2016年10月8日〜10月23日)されます。参加するのは全国のクラフトブルワリー19社と、まさにフレッシュなホップでつくられたクラフトビールたちが競演する見逃せないイベントなんです。
今回はそのうちの1つ、昨日から2016年10月10日(月)までイベント開催中の東京・代官山の“ログロード代官山”内にある「SPRING VALLEY BREWERY(スプリングバレーブルワリー)」に早速お邪魔してきました。こちらでは、貴重な国産のとれたてホップを使用した17種のビールを自慢の料理とともにマリアージュしながら楽しめます。
※…SPRING VALLEY BREWERYでの会場イベント自体は2016年10月10日(月)までですが、その後も同じメニューを「フレッシュホップフェスト2016」期間中(2016年10月23日まで)であればオーダーできるそうです
今回いただいたクラフトビールはこの4種。どれもとれたてフレッシュなホップで作ったビールで、さっぱりとしたキレの良さにそれぞれの個性が光るコクがありました。
個人的オススメは【MURAKAMI SEVEN Fresh Hop 2016】。マスカットのような香りと爽やかさが特徴で、何度も口をつけたくなるような癒しの香りと喉越しに大満足でした。希少な国産ホップ「MURAKAMI SEVEN」を摘み立てそのまま手を加えずに使用して作られているそうなので、ぜひこの機会にみなさんも味わってみてください。
また、ビールとともに提供される料理はホップを使用しているメニューが多数。
どれも芳香な香りを兼ね備えていて、すべて定番とも言うべきメニューにも関わらず新しい顔を持っています。ぜひさまざまなビールとのマリアージュを楽しみたいところです。
とれたてホップで作られたクラフトビールは、きっと新たにビールの世界観を広げてくれるはずです。味覚の秋だからこそ楽しみたい期間限定のイベント「フレッシュホップフェスト2016」にぜひみなさんも足を運んでみてください。
text:下重佳奈子 Kanako Shimoshige
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