色々なダイエット法を実行しても「自分に合っているのかわからない」「続かない」「効果を感じられない」などの思いを一度は持ったことがある方は多いと思います。実は、太りやすいカラダ&痩せやすいカラダの鍵を握っているのが“腸内環境”。「ダイエットが成功しなかった…」という方は、もしかすると腸内環境に原因があるのかもしれません。
腸内環境が乱れてしまうと便秘や下痢だけでなく、免疫力の低下、お腹ぽっこりや新陳代謝の低下といった影響をもたらします。そこで今回はダイエットの基本として“腸内環境”にフォーカスして検証してみましょう。
|腸内環境とダイエットの関係
ある研究によれば「腸内環境が荒れていると、痩せている人もいずれは太ってしまう」という結果が出ています。臨床試験では太っている女性の腸内細菌を痩せている女性の腸内に移植したところ、腸内環境の変化が起き、なんと痩せていた女性が15kgも体重が増加してしまったそうです。
この“太る腸内環境”に変化する原因は、主に次の2つとされています。
(1)食生活
食事をする時間や食べるものが偏っているのも悪玉菌を増やしてしまう原因。規則正しく、腸にとっていいものを摂ることが大切です。
(2)ストレス
腸内には善玉菌と悪玉菌があり、ストレスによりこのバランスが崩れて善玉菌が減ることで悪玉菌が増え、善玉菌の働きが抑えられてしまいます。
つまり、この2つを改善することが“腸活ダイエット”の基本となるのです。
|食生活を見直してみる
腸内環境を整えてくれる効果がある食事として特に最適なものが下記の3パターンです。意識して摂取するようにしましょう!
(1)ヨーグルト+ドライフルーツ
ヨーグルトにたっぷり含まれた乳酸菌は、腸内の悪玉菌を抑制し、善玉菌の活動を活発化して、腸内を正常に整えてくれます。またドライフルーツは食物繊維を豊富に含み、腸内環境を整える善玉菌を増加させるフラクトオリゴ糖も含まれます。
(2)オクラ、海藻類を取り入れたサラダ
オクラに含まれるネバネバ成分“ムチン”には腸内で善玉菌の餌となって善玉菌を活性化させる=腸内フローラのバランスを整える働きがあります。また海藻類も善玉菌のエサになる食物繊維が豊富。そして日本人の腸内には、海藻から栄養を取り出すことのできる腸内細菌が存在すると言われていますので、さまざまな美容効果を得ることが可能です。
(3)きのこ類(特にシメジ)
きのこ類には抗酸化作用の高い“βグルカン”という成分が豊富なので、積極的に摂取したい美容食材。特にシメジは体内の老廃物と有害物質をまとめて便として排出する不溶性食物繊維がたくさん含まれていて、高いデトックス作用があります。
|簡単ヨガでリラックス効果を得る
たくさんあるヨガのポーズの中でも、初心者でも自宅で簡単に実践することができるお腹ポッコリの解消と痩せ体質を叶える美腸ヨガポーズが「ヴィーターヤねじり」。腸内環境を正常に導くだけでなく1日のリセットにも効果的なので、ぜひ習慣化しましょう。
(1)真っ直ぐに寝そべり、片方の脚の膝を両手で抱える
(2)呼吸に合わせて膝を息を吐いてカラダに引き寄せ、息を吸って戻すを繰り返す
(3)抱えている方の膝と同じ側の腕を横に開く
(4)膝を逆方向に息を吐きながらねじり、腹式呼吸をしながら3呼吸以上キープする
※左右それぞれ行います
カラダの内側からキレイになれば、自然と外見も整っていきます。痩せ体質を叶えるためにも、ぜひ“腸内環境”にフォーカスしたダイエット法を実践してみてください。
text:麗子
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