人間が1日に吸う空気の量は約1万5千リットル……と数字で聞いても実感がわきません。
とにかく我々は日々、無意識で大量に呼吸しているようです。
それだけの空気を身体の中を循環しているのですから、呼吸が健康に影響を及ぼすということも納得できます。
当然、呼吸と思考も関係してくるのでしょう。
生活に追われている時は、どうしても呼吸は浅くなりがちです。
逆にリラックスしている時、呼吸は深くなります。
自宅の雑事に追われない旅先で、呼吸に意識をしてみるといった時間を持つこともいいものです。
朝早く起き、窓辺のソファに座って外の景色を眺めながら、ゆっくり息を吐いてみます。
もし、ベランダがあれば外に出て新鮮な空気を鼻からゆっくり吸い込みます。
何も特別なことはありません。
背筋を伸ばし、ゆっくり長く息を吐くだけでいいのです。
そうすれば自然にたくさんの息を吸い込んでいます。
呼吸を意識する際、目を閉じるのも一つの方法です。
最初は様々なことが頭を過り、落ち着かないかもしれません。
しかし、呼吸に意識を集中させているうちに心が静まっていきます。
text:イシコ http://sekaisanpo.jp/
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