目鼻立ちが自然とくっきりするように、陰影を強調した“外国人風メイク”に憧れる反面、夜遊びしているように見られたり、下品な雰囲気になってしまうのは避けたいところ。目指したいのは映画『ヴァージン・スーサイズ』に出てくるような女の子たちの、少し儚気で品格も感じる雰囲気です。
私たち日本人がこの雰囲気を出すのには、かなり工夫が必要です。そこでカリスマ的人気を誇る韓国のメイクアップアーティストPONY(パク・ヘミン)のメイクを参考に“外国人風メイク”のポイントをチェックしてみましょう。
(1)恐れずにあえて“抜け”をつくる
「外国人風メイク=とにかくメイクを盛る」というわけではありません。日本人の顔立ちに足りないのは“陰影”であって、カラーやラインではありません。例えば「目尻1/3に厚めにシャドウをのせる」「鼻筋の両脇にうっすらシェーディングをする」「眉の下にハイライトを入れる」など“陰影”を意識したメイクに“抜け”を与えてください。この“抜け”とは ・つけまつげをしない ・下まぶたのラインはひかない ・アイシャドウはベージュやオレンジの肌なじみのいいものを選ぶ といったことになります。 (2)強調するパーツは1箇所にしぼる
欧米人に比べて顔に陰影が少ないからといって、すべてのパーツを盛ってしまうのはNGです。アイメイクにポイントを置くならチークやリップはカラーレスに仕上げて、あとはハイライトとコンシーラーで骨格を盛る(コントゥアリング)ことに集中しましょう。 このようにアンニュイさや品格を感じる“外国人風メイク”のポイントは「“抜け”をつくること「1箇所にフォーカスしてメイクすること」の2つのなります。ぜひ2つのポイントを心に留めて、こっそりだけどしっかりメイクで盛って見てくださいね。 text:kanacasper(カナキャスパ) top image出典:HAIR