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Channel: きれいのニュース|beauty news tokyo
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人生を変えるかも知れない「結婚」。あなたが指標にするものは“冒険”? それとも“安定”?

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【うるおい女子の映画鑑賞】 第47回『ブルックリン』(2015年・アイルランド=英=カナダ)   「女性」の視点で映画をみることは、たとえ生物学的に女性じゃなくても日常では出会わない感情が起動して、肌ツヤも心の健康状態もよくなるというもの! そんな視点から今回は小規模な劇場公開にも関わらず異例のロングランヒットとなった『ブルックリン』(2015年・アイルランド=英=カナダ)を紹介します。 1人の女性が“情熱型の運命的な愛”を選ぶか、それとも“安定型の穏やかな愛”を選ぶか、結婚を前に激しく揺れる姿が描かれるこの作品。そして、ラストの彼女の決断に「やっぱそうだよね!」と涙を流すのか、「えっ?! やっぱり映画だな~」と冷めた気持ちになるのかで、あなたの結婚観まで丸裸にされるような一本です。   |ストーリー アイルランドの小さな町に住む聡明だけど内気なエイリッシュは仕事も出会いもなく。。。そんなある日、美人で誰にでも優しく簿記係としてバリバリ働く姉の薦めもあって、単身ニューヨークへ渡る決心をします。
出典:映画『ブルックリン』オフィシャルサイト ニューヨークにやってきた当初は、ホームシックで故郷を思うばかりのエイリッシュでしたが、トニーというイタリア系の青年と出会い恋をすることで自分に自信をつけ、簿記の資格もとり、見た目にもぐんぐんアカ抜けてキレイになっていきます。そんな中、故郷から訃報が届き急遽アイルランドへ戻ることになったエイリッシュ。船で何日もかかるような遠い国へ、一時帰国とはいえ帰ってしまう彼女を前に、トニーは耐えられずに求婚します。 一刻も早くニューヨークに戻りたいと考えていたエイリッシュですが、地元の裕福な家庭出身のジムという、教養があり優しい青年と出会うと、次第に彼にも惹かれていき……。   |暗闇に差す光は眩しすぎる エイリッシュは噂好きで視野の狭いひとばかりの故郷が嫌でニューヨークに飛び出しましたが、ニューヨークでひどいホームシックにかかり、同郷の集まりで誰かが歌うアイルランドの歌に涙し、仕事も上の空。憧れの地だったニューヨークの風景も鈍くくすんでいます。しかし、トニーと出会ってからの彼女は、鮮やかな”色”に包まれて、活き活きと輝きだします。
出典:映画『ブルックリン』オフィシャルサイト カラフルなワンピース、サングラス、水着といった最新のファッションを取り入れて、緑豊かなニューヨークの街を自由に歩き、若さを謳歌していきます。   |1周まわって発見する美しさ。だけど…… 一方、久しぶりに帰省した故郷では派手な服装に後ろ指を指されたり、プライベートな秘密を握っては脅しをかけてくるような相変わらずの街人たちに辟易としつつ、同じ文化で育ってきた教養のある穏やかなジムを通して、故郷の牧歌的な風景の美しさに改めて気づかされていきます。
出典:映画『ブルックリン』オフィシャルサイト ニューヨークという大都会での生活を経験することで、一周まわって故郷の美しさを再発見したとき、「ここもそんなに悪くない」と、先の見える“安定した生活”に安堵と心地良さを覚えてしまいます。   |自分の“ホーム”を探す女たち “ここ”なのか、それとも“ここではないどこか”なのか。。。結局は、人生を左右する結婚という岐路に立ったとき、どんな女性だって心の“ホーム”がどこにあるのかを指標にして選択を迫られることになります。 エイリッシュの心の“ホーム”は故郷にあるのか、それとも愛する人のいるニューヨークにあるのか? みなさんもラストシーンから自分の“ホーム”がどこにあるのか、ぜひ心で感じ取ってみてくださいね。   text:kanacasper(カナキャスパ) 映画・カルチャー・美容ライター/編集者

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