普段から美容や健康のために野菜を積極的に摂取することを心がけている方も少なくないと思います。野菜となるとサラダやスープなどがオーソドックスな調理法ですが、東京・表参道のランドマーク、AOビルの5Fに位置する人気レストラン「TWO ROOMS グリル|バー」の手にかかると一味違う愉しみ方ができます。
▲開放感と温もりを味わえる空間が人気の「TWO ROOMS グリル|バー」。サンフランシスコを拠点とする“エイト(8)”が空間デザインを担当
▲シェフたちが大胆に、そして繊細に料理を仕上げていく様子を愉しめるオープンキッチンの店内
▲気持ちの良い春の陽光に誘われて、ウォーターテラス席で東京のスカイラインを満喫しながらのランチやディナーもオススメ
産地を厳選した四季折々の食材を用いたグリル料理をメインに展開する同店ですが、2018年2月よりレギュラーメニューとなった野菜中心のベジタリアンメニューは、旬の野菜と日本独自の食材などが組み合わされたエレガントな見た目と一捻りあるクリエイティブな味わい。そんな五感で愉しむ新ベジタリアンメニューを早速チェックしてみましょう。
|今までにないクリエイティブなベジタリアンコース
現在ディナーで提供されているベジタリアンコースが、デザートを含め5つのメニューで構成される「大地 daichi」。使用されているのはすべて瑞々しい旬野菜というのも魅力です。
最初に出てくるサラダは今までに食べたことのないような新鮮な1皿。
豆苗やわさび菜や春菊、そして珍しいトウモロコシの新芽を添えてあるホイップヨーグルト、玄米茶ふりかけ、黒酢シロップを混ぜ合わせてお箸でいただきます。京都産の黒酢を使用したほどよい甘味と酸味の黒酢シロップ、玄米茶や昆布茶などを混ぜたふりかけ状のパウダーの香ばしさと、まろやかなヨーグルトソースそれぞれが一体となって、野菜の風味を一層引き立ててくます。
続いては“奇跡の野菜”とも呼ばれる栄養豊富なビーツのタルタル仕立て。
オーブンでゆっくりと火入れされているビーツはとても柔らかな食感で、ボール状に盛られたダイス状のビーツ中に隠れたウズラの卵と混ぜ合わせていただきます。さらに、北海道産百合根やフランス産黒トリュフ、ケール、そして小さなあられが添えられていて、あられのカリっとした食感をアクセントにコクのあるまろやかな味わいを愉しめる一皿です。
続いてはデコレーションされた和菓子からインスピレーションを受けた北海道産男爵芋のコロッケ。マリーゴールドの葉や菊の花が飾られた見た目もキュートな一皿です。
従来のコロッケの食感とは異なる軽くてサクサクの食感の秘密は、パン粉以外にも一手間加えること、そしてボール状にして揚げ、揚げた後につぶすことだそう。アボカドのピューレと黒ニンニクとマヨネーズのソース、オーストラリア産オリーブオイルと一緒にさっぱりといただきます。
そしてメインは見た目のインパクトも大、京都北山産の京人参のロースト。たくさんのバターと一緒にゆっくりとオーブンでローストされた柔らかい口当たりの一皿です。
京人参の甘みがソースの蕎麦のハチミツとマッチしてさわやかな甘味がふんわりと口の中に広がります。添えてある柳松茸は一晩乾燥させてから揚げているそうで、凝縮された香りと味だけでなく食感の良さもプラスしてくれます。
デザートはジェラートが添えられた旬のフルーツ盛り。
この日は旬のあまおう苺を使用したジェラート。程良い甘酸っぱさでコースでいただいたメニューの余韻に浸れました。
一見すると量が少ないように見えますが、様々な創意工夫が凝らされた一品一品をゆっくり味わうだけで自然と心地よい満足感が得られるはず。せひ見た目からも美味しくいただける“野菜メイン”のコースで、新たな食の悦びを発見しに足を運んでみてくださいね。<text:Hiromi Anzai 予約・問:TWO ROOMS グリル|バー TEL 03-3498-0002 http://www.tworooms.jp/>
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