外食の機会が増えるこの季節は“余分なお肉”を溜め込みやすいもの。「真っ先にお腹周りにすぐお肉がついてしまう」という方も少なくないでしょう。とは言え忙しい毎日の中、運動のための時間をしっかり確保していくのは困難です。
そこでオススメしたいのが、呼吸とともに筋肉の動きを意識して行うことで効率良く気になるパーツにアプローチできるピラティスです。今回はお腹周り、特に腹直筋を集中的に鍛えることができる【ハンドレッド・ピラティス】をチェックしてみましょう。
【ハンドレッド・ピラティス】
(1)床に膝を立てた姿勢で仰向けになる
(2)最初に息を吸って、息を吐きながら頭と膝を持ち上げる
(3)顎を引いて意識をお腹に集中させ、肩甲骨を後ろに寄せて肘をまっすぐ伸ばす
(4)胸式呼吸(5回吸って5回吐くを繰り返す)をしながら、腕を上下に息に合わせて動かす
なお、(2)〜(4)の姿勢キープが難しい場合は、下写真のように足を着いて行ってもOKです。
ピラティスが効率の良いエクササイズと言われる理由は「胸式呼吸」とともに行うから。胸式呼吸を行うことで交感神経が優位になり、筋肉に適度な緊張がかかると同時に筋肉の動きも良くなるとされています(反対にヨガは腹式呼吸で副交感神経を優位にさせて行います)。
なお、胸式呼吸は「鼻から吸って口から吐く」が基本で、息を吸い込みながら胸を膨らませ、息を吐くときはお腹を絞るイメージで行ってください。呼吸法が難しい場合は、まずは呼吸のみの練習をするのもオススメです。
ピラティスは“回数を多くこなすよりも、呼吸と動きの質が重要”とされてます。回数を増やすのは呼吸と動きに慣れてきたてからで十分です。少ない回数でも良いのでぜひ継続させて、ほっそりウエストのキープに役立ててくださいね。<photo:Akihiro Itagaki ピラティス監修:KANA(ゼロヨガ インストラクター/インストラクター歴3年)>
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